パリ(AP通信)-フランスのパスツール研究所は、クルーズ船MVホンディウス号のフランス人乗客から検出されたアンデスウイルスの完全配列を解析したところ、南米ですでに知られているウイルスと一致することが判明したが、感染力を高めたり危険性を高めたりする新たな特徴を示す証拠は今のところないと発表した。
ステファニー・リスト保健大臣はXで、「分析されたウイルスは、南米ですでに知られ監視されているウイルスに相当する」と述べた。「現時点では、感染力がより強かったり危険性が高かったりする可能性のあるウイルスの形態の出現を示唆する要素はない」と述べた。
パスツール氏は、ゲノム分析の結果、フランス人乗客から見つかったウイルスが船内の他の症例で検出されたウイルスと一致し、南米で流行しているアンデスウイルスの既知のサンプルとよく似ていることが確認されたと述べた。
「この配列決定作業により、ウイルスをより深く理解し、綿密な健康監視を確保できるようになります」とリスト氏は述べた。同氏は、データは国際科学コミュニティと共有されるだろうと付け加えた。
パスツール氏は、船内の患者から検出されたウイルスは互いに同一であり、げっ歯類で確認されたウイルスを含む南米で流行している一部のアンデスウイルスと約97%類似していると述べた。パスツール環境・感染リスク部門の責任者、ジャン=クロード・マヌゲラ氏は、残りの変動は自然なウイルスの変動を反映しているようで、旅行者の間で検出されたウイルスの特徴には影響を与えていないようだと述べた。
フランス人乗客はMVホンディウス号で旅行後に陽性反応を示し、パリで治療を受けた。フランス当局は以前、同氏が重篤な状態にあると発表していた。
船内での感染者は11人に達し、そのうち9人が確認された。クルーズ船の乗客3名が死亡し、その中には保健当局が南米訪問中に初めてウイルスに感染したと考えているオランダ人夫婦も含まれていた。